研究課題
アジア新時代におけるグローバル法務人材の育成
現在,メコン地域諸国(ベトナム,カンボジア,ラオス,タイ,ミャンマー)は,世界各国からの投資が急速に進む一方で,新たな法的課題に直面しています。こうした法的課題に対処するためには,グローバルな視野からの問題解決と共通利益の増進に向けてリーダーシップを発揮できるグローバル法務人材の養成が不可欠です。
本事業は,国際的に活躍できる法務人材の養成を,アメリカ等のコモン・ロー圏(英語圏)に留学生を一方的に派遣して行う従来型の外注方式に依存するのではなく、日本とメコン地域諸国の大学の特色を活かした協働プログラムの開発を通じて行います。すなわち,日本とメコン地域諸国の大学が背負う課題を共有し、各大学の歴史的・地理的・文化的特色等を活かした固有のプログラムを創造し、アジア発グローバル法務人材養成プログラム(Program for Asian Global Legal Professions: PAGLEP)の構築を目指します。